「将来の夢は？」

その質問をされたとき、子どものときの私は自分が知っている「職業」から選んで答えていた気がします。

「将来の夢」を考えるということは、決して単純に職業を選ぶことだけじゃありません。

自分がどう働いて、生きていきたいか？を選ぶことです。

でも、実際に自分が子どもだったときを振り返ると、自分の身近な大人の職業や働き方しか知りませんでした。

親や先生以外の大人と接する機会って、なかなかなかったんです。

（余談ですが、私自身「親と同じ」医師の道に進みましたが挫折して退職。

　それから妊娠出産を経ていまの活動を始め、自分の知らない広い世界があることを初めて知りました）

職業って無数にあって。

特にいまの時代、働き方はどんどん多様化しています。

大人である私たちですら知らない世界がまだまだたくさんあって未来がどうなるか全くわからないなか

子どもたちに伝えられることってなんでしょうか。

選択肢を知らないと、選ぶこともできません。

いろんなことを知ろうとする力、まずはやってみよう！とする力が

これからの子どもにとっては必要になってくるのだろうと思います。

もしかしたらそれは子どもだけではなく、私たち大人（親）たちも。

今回、お仕事体験をサポートするスタッフは全員実際にその仕事をしている、あるいはしていたママたちです。

普段接することのない大人から、「近い距離で生の声を聞く」ということを大切にしています。

いろんな大人がいて、いろんな働き方や生き方がある。

あなたが選べる未来は、たくさんある。

そんなことを子どもたちに楽しく知ってもらい、

自分の将来について考えるきっかけを作れたらいいなと思っています。

伝えたい想いがありすぎて、子どもたちにはその全てはとても伝わらないかもしれません。

それでも、少しでも何かのきっかけになってくれたら嬉しいなと思うのです。

私自身、このイベントの準備の中でのスタッフとの意見交換や、たくさんの子どもたちの出会いを通じて

「自分の将来の夢ってなんだろう？」

を改めて一緒に考えたいと思っています。

一般社団法人hug cafe 代表理事　山口真規子

• 自分は何が好きか？得意か？というところからどんなお仕事があるのかな？と考えてほしい
• よく聞く有名な職業じゃなくても、自分がやりたいことができるお仕事ってあるかも ？
• なんでもお仕事になり得るし、やれることが仕事になる（求められる）こともある
• いろんな仕事をしているいろんな大人がいるからいろんな人から話を聞くといい

• できないことは人を頼ってもいいし「助けて」って言ってもいい
• チームとして動くためにも自分の「得意」を知ることが大切
• 自分がやりたくない仕事をしてくれている人がいるからこそ生活できる、そこに感謝の気持ちを持とう

• まずはたくさんの選択肢があることを知ってほしいし、自分で探すこともしてほしい
• 何かひとつがダメだったからといってそれで終わりではない
• 思い込みをせずにたくさん挑戦したりやってみるなかで見つけていけばいい
• 今回希望のお仕事になれなかったとしても新しい魅力を知るきっかけになるかも

• 人に喜んでもらう、がお仕事の本質だしやりがい
• 普段から相手を喜ばせることを考えられたらハッピーだよね

• 親も古い考えを捨てる必要がある
• 子どものやりたいことを応援しよう